当時3歳だった野菜嫌いの息子が、ポン酢をかけると驚くほど野菜を食べるようになりました。その姿に感動し、「息子に世界一美味しくて健康的なポン酢を食べさせたい」と決意しました。

そこから始まったのは、想像以上に長い試行錯誤の道のりでした。

【無添加、砂糖不使用、減塩】に徹底的にこだわりながら、しょうゆ、ゆず果汁、本みりんを何種類も試し、最適な組み合わせを探しました。

昆布は、旨味が際立つ「羅臼昆布」にたどり着き、鰹節には「本枯節」という最高品質のものを選びました。

しかし、ここでまた新たな課題が浮かび上がります。
鰹節は削った瞬間から風味が落ちるため、既製品では満足できないことが判明したのです。

そこで、本業で使い慣れている「鉋（カンナ）」の技術を活かし、自ら「本枯節」を削ることにしました。

初めて削ったとき、あまりの香りと旨味に衝撃を受けました。『この鰹節の旨味を最大限に活かしたポン酢を作りたい』その想いから、原材料の相性や分量、形状の組み合わせを何度も試し、ついには昆布と鰹節を一緒に漬け込む製法を発見しました。

しかし、その道のりも簡単ではありませんでした。 一度は「出汁を別で取るだけで十分ではないか」と考えましたが、何度も味見を繰り返すうちに、昆布と鰹節を一緒に漬け込むことで生まれる深い旨味と香りの違いに気づきました。

3年かけて完成したポン酢は、息子も「これなら野菜が好きになれる!」と言ってくれるほど大好評でした。

この感動を多くの方に届けたいという想いで、販売を始めました。1本1本、心を込めて手作業で製造しているため、大量生産はできませんが、その分、品質には絶対の自信があります。

これからも「健康的で美味しいポン酢」を追求し続けます。

ツボポンを通じて、皆さまの食卓に笑顔と感動をお届けできることを心より願っています。